こんにちは、ホッとアザラシです。
さて、今回は前回に引き続き、センター試験攻略法 第14回目。第6問 「説明的文章の読解」の続きを解説していきます。
問題はこちらのリンクからご覧ください。↓
問4 第5段落によるとに日本の自動販売機について正しいものはどれか。
①外国からの旅行者が買うのをためらう。
②4分の3以上が様々な飲み物を売っている。
③安全性の高い製品売られていて、客を引き付けている。
④商品の多様性が世界の中で格別なものにしている。
①本文を読んでみると特にマイナスのことは書かれていないので×ですね。
②3行目の初めに「55%」と書かれているので、これも×ですねl
③3行目の終わりに安全性についての記述がありますが、これは製品の安全性ではなく「日本が安全な場所であること」と述べられているので×です。
焦っているとこれを選んでしまいそうですね。注意しましょう。
④7行目の This extraordinary degree of public safety .......... の文で「非常に高い公共の安全性と共に利用可能な商品の範囲が旅行客を楽しませている」とあるのでこれが正解だと分かります。
よって正解は④
問5 この文章に題名を付けるとしたら何が最もふさわしいか。
第一段落は日本で見られる自動販売機の現状について、
第二段落と第三段落では自動販売機の発達の歴史が述べられており、第四段落では自動販売機が直面している問題点、第五段落では日本における自動販売機の現状、第六段落では今後の展望が述べられています。
このことを踏まえて選択肢を検討していきます。
①日本社会での自動販売機の文化的利益
なぜ日本で自動販売機が一番人気があるのかは述べられていますが、文化的利益については述べられていません。
よって×
② 歴史的見解に基づいた自動販売機の発達
これは正解かもしれません。△にしておきましょう。
③国際間の比較による自動販売機の経済的影響
自動販売機と経済の関係について述べられてはいないですね。×です。
④現代技術を通した自動販売機の地球規模化
第四段落の最初に自動販売機が地球規模になるための課題が記されていますが、これが話題の中心ではないので×です。
というわけで正解は ②ですね。
余談ですが、この設問の文は仮定法ですね。凝ってますね。(^_^;)
B 各段落構成と内容のまとめの表を完成する問題です。
各選択肢の意味を丁寧に読み取りましょう。
① ある一つの国で自動販売機が広く存在できる要因
「ある一つの国」が日本と分かれば五段落の内容だということが分かります。
② 自動販売機の成り立ちとそれがどのように使用されていたかの記述
これは第二段落の内容ですね。
③ 違った様式のお金が出現した後、自動販売機を作るのが難しくなったこと
これは第四段落の内容だと分かります。
④ 過去の様々な場所で売られていた自動販売機の商品のタイプ
これは第三段落の内容だと分かります。
従って 51② 52 ④ 53 ③ 54 ① が正解です。
さて、最後まで解いてみての感想はいかがですか?
一通り解くだけでもとても根気と集中力がいる作業ですね。
これまで解説してきたようにセンター試験の問題は正解を選ぶ上で、必ずはっきりとした根拠があるものです。それを見つけるようにして解答すると得点も伸びやすいです。逆に一見、正解のように見える選択肢でも本当にそうであるかどうか慎重に検討する必要があるのです。2021 1/16 加筆
この試験の解説の一回めでは各問題に対しての時間配分を示しましたが、自分が解き易いように考えてみるのもいいでしょう。
長文問題は三題あるので、欲張らずに自分の得意な問題を二題だけ選んで丁寧に解くといいと思います。残りの問題は時間が余った時のおまけだと思っておいてください。その方が気持ちにゆとりができて良い結果につながります。
最後に私が30年以上前に受けたセンター試験(共通一次含む)の結果をお知らせします。
一年目 100点 二年目 88点 三年目 148点 (200点満点中)
トホホ・・・な結果ですよね。(^_^;) 一応、3回目はまずまずだったかな。
それでもその後、20年も英語の教員をやれたんですから。今も元気に生きてますから。
たとえ結果が悪くても人生何とかなるものです。(*^_^*)
今週末は失敗を恐れずに自分の力を存分に発揮してきて来てください。
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また、次回の更新でお会いしましょう。(^.^)/~~~