これまでの考察のまとめ①
こんばんは。
さて、このブログでは、日本人のためにより良い英語教育とは何かを考えてきましたが、今回は、まとめをしたいと思います。
まず、現在の学校英語教育に関してですが、私が学生の頃(40年前)に行われていた英語教育への批判が基になって、文法軽視、訳読軽視となり、現在では、コミュニケーション重視、会話重視の教育が普及しております。ところが、実際には成果が上がっていない現状が続いています。
最近になって、やはり、英語学習の基本中の基本として、文法訳読の力は欠かすことができないことが分かってきました。、ここを抜きにしては、コミュニケーションも、多読も成立しないと心得るべきでしょう。特に中高生は、まずは、基本単語、語句の学習と基本的な文法知識の定着を目指していくべきです。
次に「楽しい英語学習」というトピックについてですが、これは、必ずしも楽しくなければならないというわけではないと思います。むしろ、学習が進むにつれて、自然に楽しくなるというのが、望ましいのではないでしょうか。
例えば、中高生に関しては、それぞれの必要性に応じて英語を学ぶわけですから、身に付けるべきことを、限られた時間の中で、学習し、しっかり身に付けるべきです。もし、学習しているうちに何か興味がわいたのなら、それぞれが、自分のペースで進めればいいのではないかと思います。
それから何事も、基礎基本を身につけなければ、楽しくはならないと思います。中高生の時期は、基礎固めをしっかりやること。そのためには、学校で学ぶ教科書をしっかり学習して身に付けることが必要不可欠です。
そして、次のステップとしては、自分で興味がある学習テーマに関して、自主的に取り組んでみることです。例えば、文法に興味が沸いたら、詳しい参考書を一冊買って読んでみるのもいいでしょうし、単語集の記憶に挑戦したり、英検に挑戦したりするのも良いと思います。
今回はここまでにします。今後も、これまでの考察のまとめをし、今後の課題について考えてみたいと思います。
ではまた(@^^)/~~~
学習、技能習得と言語活動(コミュニケーション)の区別
こんにちは。
学校(中高)での英語学習で、コミュニケーション能力の育成が目標になって久しいのですが、コミュニケーションとは言葉(言語)を使った活動であると考えることができます。
言葉は相手に自分の意志を伝えるの道具であり、技能です。コミュニケーションを取るためには、言葉を自由に使いこなせなければなりません。つまり、コミュニケーションという活動をするためには、言語という技能を十分に習得している必要があるのです。
さらに、一つの技能を習得するためには、正しい知識を学んだり、規則を理解しなければなりません。その上で、反復練習や実践練習に時間をかけて取り組む必要があります。
◆技能(言語)習得に必要なプロセス
①学習(知識・理解)
②言語習得(反復練習・実用練習・経験)
⇔
言語活動=コミュニケーション(応用、実用、楽しさ)、 話す、書く、聴く、読む
※習得した言語を使って活動する。
さて、あらためて、学校で中高生が学ぶべき英語学習とはどうあるべきでしょうか。
私は一部を除いて、ほとんどの学生は ①学習(知識・理解)だけで十分なのではないかと思います。
こうしてみると、コミュニケーションを目標にしている現在の学習指導要領が、いかに不適切なものであるかが分かるように思います。
確かに、自由に言葉が使いこなせるのであれば、コミュニケーションはとても楽しい活動になるのですが、言葉の習得も不十分なままでコミュニケーションと言っても、それは、失敗の山を築くことになるのは、当然と言えるのです。
今回はここまでにします。ではまた(@^^)/~~~
コミュニケーションを目標にした中高英語教育は、はっきり不適切
こんにちは。久しぶりの投稿です。
私たちは中高生の英語学習の目標を見直さなくてはなりません。一部のエリートを除いて、ほとんどの中高生はコミュニケーションを目標にしなくてもいいのです。英語教育は大きな転換点に来ていると思います。
現行中学校外国語の教育の目標は・・
第1 目 標
外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ,外国語
による聞くこと,読むこと,話すこと,書くことの言語活動を通して,簡単
な情報や考えなどを理解したり表現したり伝え合ったりするコミュニケー
ションを図る資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
・・と「コミュニケーション」という言葉が二度も出てきますが、これはもう、はっきり、不適切と言っていいでしょう。
なぜなら、言葉というのはコミュニケーションのための道具であり、まず、道具を作ることから始めなければなりません。そのためには基礎的な単語を覚え、文法を理解し、発音を身に着けなければなりません。さらにコミュニケーションのためには、言葉を使いこなせるようにならなくてはならず、そのためには、実際に使って、試行錯誤という経験を多く、積まなければなりません。その過程においては莫大な時間と労力が必要であり、3年、6年という限られた時間、しかも週当たり3~4時間という中で身に着けることは到底不可能であるからです。
つまり、確かにコミュニケーション能力が身に着けられればいいのですが、それは想像以上に難しいことであって、一部の恵まれた中高生が達成できるということがあっても、大部分の中高生にとっては極めて困難な目標だと言えるのです。
ですから、ほとんどの中高生にとっては、基本的な単語を記憶し、意味を日本語で理解し、基本的な文法を理解し、英文の読み方(正しい発音ではない)が分かり、意味が
分かれば、それで十分なのです。もし、コミュニケーションまでたどり着きたい人は、卒業後に個人的に努力すればいいのです。
現状のままでは、中高生の皆さんは理想論を押し付けられて無理、無茶な学習を積み重ねることになり、英語嫌いが益々増えることになるでしょう。早急に現状の目標を適切なものに直す必要があります。
今回はここまでにします。 ではまた(@^^)/~~~
語学の魅力は学び!
おはようございます。
さて、現在、学校で行われている、コミュニケーションや会話重視の英語教育ははっきり間違いであるということが分かってきました。
では、これから、何を重視すれば良いのかですが、語学は学び(学習)なのですから、語学を通して学べるものはすべて、意味のあるもので、大事にしなければならないということです。
例えば、education という単語一つでも、読み方、正確な発音、日本語訳、語源、同義語、派生語、用法、等々、たくさん、学べることがあります。意味を英語で説明してみるというのも面白いですね。
これを、コミュニケーションや発音にこだわって、「外国人に通じなかったから意味がない」「上手く発音できないから、ダメだ。」となってきたのが、現在の英語教育なのかもしれません。仮に上手く発音できなかったり、通じなかったとしても、他の学びがたくさんあるのですから、語学をやる意味がないことはないわけです。
むしろ、コミュニケーションや発音以外の学びこそ、私たち日本人が大事にするべきなのではないでしょうか。特に中学校、高校での英語教育ではそうありたいものです。
そうして、長く続けているうちに、発音が少しだけ上手くなったり、少し通じる英語になったりすれば、上出来なのではないでしょうか。そう考えれば、語学も今よりももっと楽しくなりそうです。
知識・理解+教養+修練=技能
こんにちは。
いや、参りました。
・・というのは、現在の学校英語教育の間違いにはっきり気付いてしまったからです。
見出しに書きましたが、英語には4技能(話す・聞く・読む・書く)があり、英語教育の目標はこの4技能のバランスの良い習得である、というのが我々の世代の教員の共通認識であったはずです。
確かに、この目標は間違ってはいなかったかもしれません。しかし、中学、高校の6年間でこれを達成することはほぼ不可能と言っても過言ではないでしょう。なぜなら、知識・理解や教養を身に着けることは比較的短時間でできることですが、技能として身に着けるためには長時間の修練が必要だからです。
もし、これを可能な範囲で実施しようとするなら、やはり、読む、書くの部分の充実以外にないように思うのです。聴く、話すの技能まで学校教育だけで身に着けさせることは、ほぼ、不可能であり、読み書きをおろそかにして、話す・聞くに重点を置いた現在の学校教育ははっきり間違ったものだと言えます。
しかし、読み書き中心の英語教育というのは私たちの世代が50年前から受けてきた英語教育とほぼ同じです。この間、私たちがやってきたことはいったい何だったのか・・すべてが無駄だったように思えて落胆してしまいます。
でも、間違った方向に進んでしまったと気付いたら、当然、一刻も早く、元に戻すべきです。生徒も先生も、今のままでは、ただ単に、不可能な目標に向かって不毛な努力を続けることになってしまうでしょう。
良書紹介②語彙力強化のための本
こんにちは。
今回は、語彙力増強のために私が使っていた本の紹介です。
①英検パス単
旺文社から出版されています。お馴染みの単語集ですね。小さくて見易く、例文も載っていてとても使い易い本です。
②英単語大特訓 準1級、1級 植田一三著
これは教員を目指す方や現職教員の先生方の研鑽向けですが、専門書を読むための基本語彙が豊富に学べるのでお勧めです。特に準1級は使用頻度が高い語彙を学ぶことができます。例文や語源などが載っているのもありがたいです。
③ 語根中心 英単語辞典 瀬谷廣一著
単語の語根を詳しく知ることができる辞書です。語源が分かると知らない単語であ っても意味を推測することができます。語根が同じ単語をまとめて覚えることもでき、暗記だけに頼らず、楽しく単語を覚えることができます。
④語源中心 英単語辞典 田代正雄著
③はすごく良いのですが、価格が高いのが気になります。(定価4500円)本書は内容はやや落ちますが、2000円と安価なので、学生さんにはこちらの方がお勧めです。
今回は単語集を中心に良書を紹介してみました。皆さんも日頃の英語学習に役立ててみて下さい。
ではまた(^.^)/~~~
良書紹介①「プロが教える基礎からの翻訳スキル」
おはようございます。
今回から少し、話題を変えて、今までに私が学んできた参考書の中で、読んで良かったと思ったものを紹介していきたいと思います。
今回は「プロが教える基礎からの翻訳スキル」(田辺希久子著)という本です。
この本は英日翻訳(英語を日本語に訳す)ための技術が学べる本ですが、面白いと思ったのは、高校英語で学ぶ英文法の足りない部分をしっかり補ってくれているところです。
例えば、関係代名詞の英文の日本語訳ですが、複雑になるとなかなか上手く日本語に訳しにくいものです。特に関係詞以下が長い場合は自然な日本語にするのが難しいのですが、この本ではそれをスムーズに解決してくれています。
高校で学ぶ英文法は良くできているのですが、そのままでは様々な文章に応用できる程の柔軟性がないところが欠点なのです。本書はその部分をしっかり補ってくれています。高校生でも中古品なら安く手に入るので、英文法の応用編として是非、読んでほしい一冊です。
今回は以上です。ではまた(^.^)/~~~