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偏差値40からのセンター試験攻略法⑦ 第3問 B 意見内容の要約

こんにちは、ホッとアザラシです。

今回はセンター試験攻略法7回目。第3問 B 意見内容の要約です。

問題はこちらのリンクからご覧ください。↓

まずは問題の会話文を初めから読んでいきます。

 

最初の説明から、慈善活動に関する会話が書かれているのが分かりますね。

登場人物はアキラ、テレサ、ジェナの3人です。

アキラがまとめ役のようですね。慈善活動について何をやるかテレサとジェナに

意見を求めています。

 

テレサとジェナがどんな意見を言っているかに注意して読んでいきましょう。

 

テレサの話に出てくる  odd jobs に注意しましょう。下線を引いておくといいでしょう。

odd jobs  オドな? 仕事 としておきましょう。

さて、どんな仕事なのかが後を読むとちゃんと説明してあります。

読み取れるでしょうか?

ジェナがテレサに代わって説明します。

It can be anything ,you know, doing stuff around the house like cutting the grass.................

 

 stuff  が分かりにくいですが、これは仕事の説明ですから、stuff =仕事と考えて問題ないでしょう。

doing stuff around the house:家の周りの仕事をすること、つまり 「家事をすること」 ですね。

It can be anything:それ(=オドな仕事)はどんなものでもになりえる。

どんなもの?その具体例がlikeの後に列挙されています。 芝刈り、窓ふき、ガレージの掃除などが上げられていますね。

 

要するに「近所の人たちの家事を手伝うのはどうでしょうか・・」というのがテレサの提案です。

 

さて㉚の問題はこの内容を含んだ選択肢が正解となりますが・・・・

 

① 「庭の掃除をするのは全く価値のある仕事だ」とは書いていないですね。×

②「家族で家事を分担するのが一番よい。」 これもはっきり内容に合っていないですね。×

③「ランダムな仕事をすることがお金を稼ぐ方法である。」

  random は 「でたらめの」という意味のat random が良く知られていますが意味の分かりにくい単語です。 △にしておきましょう。

④「アメリカではガーデニングが確実に利益になる。」こんなことは書かれていないですね。×

 ということで消去法を用いると③が正解である可能性が高いです。

この問題は①②④がはっきり正解でないと分かるので迷わず③を選んでよいと思います。

 

この問題は③がはっきり意味の分からない文なので正解を選ぼうという人は迷うかもしれません。このような場合は深入りせず、正解が分かったら次に進むことが大事です。

迷わせることが出題者の狙いなのですから狙いに引っかからないようにすることが大事なのです。

このように必ず選択肢は全部しっかり読んで、一つ一つ判断していく姿勢が正解への近道になります。

randomは ここでは「でたらめ」 というよりは「思いついた、任意の、何でも良い」というような意味で

使われていますが、知らなくても正解できるということです。

 

会話文を引き続き読んでいきましょう。

 

新しい登場人物が出てきますね。

ジェナ、ルーディー、マヤ、テレサと発言が続きます。

 

それぞれの発言の内容に注意して読んでいきましょう。

 

ジェナ: odd jobs は (アメリカだけでなく)日本でもやることができる。

   workは「働く、機能する」という意味。

 

ルーディー:oddjobs は アルバイトとは違う。それはヘルパーのような物で、カジュアルなスタイルの仕事だ。報酬は会社からでなく、直接、手伝いをした人からもらう。

    ※casual は formal:「正式の 」の対義語で「形式ばらない」という意味。

マヤ: odd jobs のマイナス面について指摘していますね。「危険はないのか、報酬を本当にもらえるのか?」という内容です。

ルーディー:マヤの発言に対して「自分で快適な仕事を選べるし、経験上、だまされるようなことは一度もなかった。」という内容です。

テレサ:前のルーディーの発言の内容を指示する内容です。

ここで注意したいのが I really doubt that they would take advantage of us. の部分です。

 take advantage of~ :~を利用する というのが普通の意味です。

「彼らが私たちを利用するとはとても思えない。」・・・・? ということは「学生に仕事を任せない」という意味にも取れますね。

しかし、それでは「ルーディーの発言の内容を指示する」という内容に矛盾してしまいます。

ということで、ここは内容に沿った解釈をしなくてはならないということになります。

 

つまり、普通の意味で取ってはダメな場合ということに気付かなくてはならないのです。

 

さて、最後のアキラの発言が㉛の問題になっています。発言者の内容のまとめになっている選択肢が正解になります。

 

①年配の人達は私たちの仕事で不快になるだろう。

  これはt ake advantage of~ :~を利用する と思ってしまうと選んでしまうかもしれない選択肢です。 しかし、そのような内容はどこにも書かれていので ×。

②近所の人に仕事を頼むのは気が引ける。

  これも×ですね。このような内容はありません。

③町の中で働くことにほとんど危険はない。

  これが正解のようですね。一応、△にしておきます。

④町の会社で働くなら、安全であるはずだ。

 これははっきり×

 

ということで正解は ③ となります。

 

ake advantage of~ は 「~を利用する」 ではなく「だます」という意味です。これを知っている受験生はほとんどいないでしょう。 前のルーディーの発言にcheated :だまされる が出てきますが、これと同じ意味でつかわれているのです。

 

しかし、これを知らなくても発言の内容をしっかり捉えていれば 「take advantage of~ :~を利用する」でないことが分かるはずです。

 

間に追われて内容理解が不十分だと迷いやすくなるというわけです。

        

今回の問題は、うっかりすると間違ってしまう落とし穴が多かったですね。この問題で得点できるのはポイントが高いと思います。

いよいよ今週末本番ですね。最後の追い込み頑張って行きましょう。

では今回はここまでにします。

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また、次回の更新でお会いしましょう。(^.^)/~~~