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偏差値40からのセンター試験攻略法⑬第6問 説明的文章の読解

こんにちは、ホッとアザラシです。

さて、今回は前回に引き続き、センター試験攻略法 第13回目。第6問 「説明的文章の読解」を解説していきます。

問題はこちらのリンクからご覧ください。↓

さて、本問はかなり長い説明文ですが、段落ごとに分かれており、設問も段落ごとに問われているので解き易い面もあります。

 

まず、問題文全体と設問にざっと目を通しましょう。文章の長さや設問数を確認します。

本文の段落数は6つ。設問は全部で6つです。

 

次に本文の読解に入りますが、長い文章なので部分読解を使いましょう。

 

説明文は一般的に最初の段落で概要を述べ、次に二段落目以降で本論を詳しく述べ、

最終段落でまとめをするという構造になっています。

このことを念頭に置いておくと読解が楽になります。

 

第一段落は特に大事な部分なので全体を丁寧に一読して内容を理解しましょう。

第二段落から5段落までが本論ですが、最初の段階では各段落の最初の文と二番目の文だけを読むようにして、終わったら次の段落に進むようにします。

最終段落は第一段落と同じように最初から最後まで一通り丁寧に一読して内容を理解しましょう。

 

これで、文章全体の概要を短時間で把握することができます。

 

これが終わったら設問に取り掛かりましょう。

 

鉄則通り、設問の英文は丁寧に読んでしっかり意味を捉えましょう。

 

問1 第二段落によると最初の自動販売機は何をすることが可能だったか。

 

設問を解く段階では設問と関係のある部分を中心に段落全体を丁寧に読みましょう。

 

第二段落の4行目にヒントになる記述があります。This machine sold special water.......とあります。

「この機械はお寺の参拝者にとくべつな水を売っていた。」

この部分を参考に選択肢を検討してみましょう。

 

①それから一定の量の液体を手に入れること。

② 古代ギリシャの数学定理の本を申し込むこと。

③参拝したいときに参拝者が寺に入ることを許可すること。

④それを作った人に決まった報酬を提供すること。

②から④は段落の内容が分かっていればはっきり不正解だと分かる選択肢です。

①ですがliquid (リキッド): 液体が難しい単語です。liquid =water(水) なのです。

しかし、この単語が分からなくても①が正解と分かるはずです。

 

問2 第三段落によると自動販売機について述べられている次の記述のうち、正しいものはどれか。

 第3段落を読んでみると自動販売機の発達の歴史が年代順に書かれていることが分かります。

これを踏まえて選択肢の正誤を判断していきましょう。

①イギリスの発明家の自動販売機は様々な値段で品物を売っていた。

② 値段の高い硬貨が現れると自動販売機による売り上げは増えた。

自動販売機の技術は何世紀も前にアジアで発見された。

自動販売機は18世紀までに世界で普通に見られるようになった。

①この段落の最後の方に「1926年に技術の発達によって自販機は様々な値段で製品を売れるようになった。」とあります。

イギリスの発明家とは関係ないのではっきり×ですね。

②はどこを探してもこのような記述は出てきませんね。 ×です。

③第三段落の冒頭の文で「鉛筆を売る自動販売機が千年前に中国で発達した。」とあるのでこれが正解である可能性が高いです。

  △にしておきましょう。

④第三段落4行目の後半「1880年代になってようやく自販機が世界中に広まった。」とあります。しかし、1880年代は19世紀ですよね。

 したがって×

よって正解は③ です。

 

問3 第四段落の下線部 counterfeit  と近い意味の語は次のうちどれか。

 ①違法な交換を受け入れる

 ② 権利のない模倣品を作る

 ③ 認可されない技術を制限する

 ④不必要な支援をしない

 

第四段落を読むと偽造紙幣が自動販売機で使われてしまう問題が読み取れます。やや難しい文ですが、それが分かれば正解は ②と分かるはずです。

 

このように知らない単語の意味を文脈から類推するということはとても大事です。

 

さて、今回はここまでにします。

 

本番まで時間がないので次回もできるだけ早く更新の予定です。

 

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また、次回の更新でお会いしましょう。(^.^)/~~~