こんにちは。
最近、ツイッターで通訳や翻訳など、英語を職業にしている、いわゆる、プロの方のお話を目にするのですが、このようなことを書いてます。
「英語を職業にしようと思ったら、英検1級なんてまだまだ初級なんですよ。」
果たして、本当なのでしょうか。今回はこのことについてお話してみたいと思います。
結論から言って、私はあまり関係がないと思います。確かに基本なのでしょうが、それなら2級くらい持っていれば基本としては十分だと思うからです。
関係がないのだから、英検1級を持っていても通訳や翻訳をするためには十分なはずはありません。初級と言ってもどこか的が外れていると思います。
では、どうしてこの人はこんなことを言うのでしょう。おそらく、不安をあおって学習者に英検1級を受けさせようというのが、ねらいではないかと思われます。
英検1級の一年間の受験者数はおよそ2500人。合格率は10%だそうです。
2級と比較するとおよそ20万5千人、合格率は25%ですから、受験者数はかなり少ないですね。それに英検1級が極めて取得するのが難しい資格だということが分かるでしょう。挑戦するだけでも評価されるべき資格と言っても過言ではないはずです。
それが「プロから見たらまだまだ初級。」なんて言っているのですから、この人のお話が如何に的外れかが分かると思います。だまされて、フォローしている人も多いのでとても心配になります。
ただ、英検1級は私も一応、本格的に勉強はしてみましたが、英語に関しての理解が深まるという意味で、挑戦しがいのある資格だとは思います。確かに勉強する価値はあるのですが、何度も挑戦して合格するにはあまりにも大変過ぎるし、検定料も高いので、そこは考え物です。あくまで、英語の関しての教養を深めるために勉強するというスタンスで取り組みたいものです。
私は通訳や翻訳を職業としたい人でも、基礎力としては英検2級の英文を読んでスラスラと意味が分かるのであれば十分だと思っています。あとは専門分野に関する語彙の知識を増やしていけばいいのです。それで十分、通用します。準1級も含めて英検1級の勉強は余裕のある人だけ、挑戦してみることをお勧めします。
ではまた(^.^)/~~~