日本人のためのより良い英語教育を考えるブログ

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英検1級の多すぎる語彙の問題をどう解決するか・・・パス単、参考書、語源辞書を上手に活用しよう。

 こんにちは。

 

 英検についてもう少しお話したいのですが、英検1級と2級の違いは語彙数の面からも捉えることができます。英検2級の語彙レベルは4千語から5千語、準1級で7千語、1級では1万語と言われています。これだけの数を覚えなければならないと思うと気が遠くなってしまう人も多いのではないでしょうか。私はもう30年以上英語と関わっていますが、それでも覚えているのは8千語くらいかなと思っています。

  

 この違いを見ると2級と1級では各段に語彙数のレベルが違うことが分かります。準1級を2級までの英語学習の延長線上にあるのではないことが分かります。しかし、2級の語彙力が基礎になっているということは間違いありません。英検2級を持っているというのは日本人としての英語のレベルとしては立派なものだと思います。

 

 しかし、前回も述べたように1級のレベルというのは英語学習の目標を一段高く設定しなければならないということになります。日本を抜け出して、世界に飛び出すくらいの覚悟が必要なのです。

 

 英検2級までの英語が十分に使いこなせれば、日本人としてはとても素晴らしいことだと思います。また、英検1級のレベルの英語を使いこなせれば国際的にも活躍できる人材になれると思います。合格点は2級で正答率65%から70%以上、1級で70%以上となっています。合格してからももっともっと学習が必要なのですね。英語の学習というのは本当に奥が深く大変なのだということが分かります。

 

 さて、こんなに大変な単語の学習なのですが、皆さんはどのようにしていますか?

 

 私の場合はまず、旺文社のパス単を使って例文と一緒に覚える方法です。何度も覚えては忘れを繰り返しているうちに少しずつ記憶に残っていくものです。覚えた単語は丸印をつけて覚えていない単語と区別していきます。半年や一年という、まとまった時間が必要ですが、こつこつと勉強できる人はこの方法もいいのではないかと思います。

 

 それから語彙大特訓シリーズを使っての学習もやっています。「英検準1級英単語大特訓」という本がベレ出版から発売されています。この本はCDもついていて、例文や単語の解説も詳しく載っているし、語源なども説明しているので、単に暗記だけではない深い学習ができます。語彙の問題でつまずいている人にはお勧めできる本です。

 

 また、語源に関しては一冊辞書を持っておくのも良いと思います。英検1級レベルの英単語でも語源で覚えられるものも結構、多いです。パス単に載っている単語の半数は語源を理解すれば楽に覚えられます。 ちなみに、私が使っている辞書は大修館書店「語根中心英単語辞典」です。

※1級=専門家向け 2級=一般教養向け という認識はとても大事で、必要のない人、興味のない人は無理に英検1級は学習する必要なし。

 

単語を楽しく覚えれることができれば、大変な英語の学習も楽しくなるかもしれません。私も現在も1万語越えを目標に頑張っています。

 

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